海外旅行を数ヶ月前から計画していたにもかかわらず、やむを得ない理由でキャンセルが必要になることもありますよね。
海外旅行が無くなって悲しんでるのに、更にキャンセル料が上乗せされるという悲劇っぷり。
そこで今回は、そんな万が一のために
以上の項目を解説していきます。
この記事を読めば、海外旅行のキャンセル料と対策方法が分かるので、海外旅行キャンセルについての不安が和らぎます!
旅行代理店・ツアー会社のキャンセル料
旅行代理店(HISやJTBなど)を利用して予約する、パッケージツアーのキャンセル料はどこのツアー会社でも料金です。
期間 | キャンセル料 |
---|---|
40日前以降~ 31日前以前 | 無料 (※) |
30日前以降~ 3日前以前 | 旅行代金の20% |
2日前~ 当日の旅行開始前 | 旅行代金の50% |
旅行開始後の解除 or 無連絡不参加 | 旅行代金の100% |
旅行日が近づけば近づくほどキャンセル料が高くなる仕組み。
原則として海外パッケージツアーであれば、出発の約1ヶ月前までにキャンセルをすれば、無料でのキャンセルができます。
直前のキャンセルになると、旅行代金の半額がキャンセル料として取られてしまうので、キャンセルが決まった段階ですぐにキャンセルするようにしましょう。
ただし、以下のようなやむを得ない状況でのキャンセルの場合は、キャンセル料金がかからない場合があります。
- 旅行契約内容が変更された時。
- 旅行代金が増額改定された時。
- 天候不良や戦乱、暴動、運送・宿泊機関等の旅行サービス提供の中止。
- 官公署の命令などで渡航が危険と判断された時。
- 旅行代理店が最終旅行日程表を期日までに郵送できなかった時。
- 旅行代理店側の事情によって、旅行日程通りの旅行実施が不可能な時。
上記のようなやむを得ない場合は、予約した旅行会社に問い合わせてみましょう。
個人手配のキャンセル料
より自由な海外旅行を楽しむために、飛行機やホテル、現地ツアーを個人で予約する方も少なくはありません。
個人手配の予約キャンセルに関しては、その予約ごとにキャンセル料が異なり、もちろんそれぞれの予約に対してキャンセルが必要となります。
個人手配だと、各分野ごとにキャンセルポリシーが変わってくるので、予約時にしっかり確認しておきましょう。
ここからは、個人手配のキャンセル料について「いつから、どのくらいの金額がかるのか」を解説していきます。
航空券のキャンセル料
国際線の航空券のキャンセル料は、
- 払い戻し手数料:航空券1枚ごとに一律での請求。(往復だと約860円)
- 取消手数料:航空会社がそれぞれ設定している金額。
以上の2点からできています。
LCCなどの格安航空会社では、そもそも返金不可となっている場合が多く、予約をした瞬間からキャンセル料100%になる場合も。
キャンセル料が低い航空券や、セール以外の航空券などを予約した場合は、定められた期間によってキャンセル料が変わってきたりもします。
予約する航空会社ごとに違うため、予約の際に送られてくるメールなどを取っておくようにしましょう。
ホテルのキャンセル料
ホテルのキャンセル料は、同じホテルでも予約サイトによって変わることがあります。
そのため、予約前にキャンセルポリシーをそれぞれ確認しておくことが必要です。
ホテルによっては1週間前までなら無料でキャンセルできる事が多く、中には直前でもキャンセルOKといったホテルもあります。
海外のホテルは日本のホテルのように約款はなく、自由に決められているので、予約前にしっかりと確認しておきましょう。
現地ツアー・チケットのキャンセル料
現地ツアー・チケットのキャンセル料に関しても、それぞれで違っています。
そのため、予約の際に確認しておくのが無難です。
現地ツアーやチケットに関しては、
- 現地に到着してからプランを変更したい
- 時間的にいけなくなった
などの理由もあると思います。
事前に予約していったほうが安くてお得なので、事前予約はするのがベストですが、もしものためにもしっかりキャンセルポリシーを確認しておきましょう。
海外旅行のキャンセル料と差額の返金方法
やむを得ない理由でキャンセル料を払うことになったとしても、支払い方法や差額の返金方法について不安ですよね。
100%のキャンセル料であれば諦めるほかありませんが、少しでも差額が返されるようだったら、返金してもらうことが必要です。
差額の返金方法は、
- 現金払いの場合
旅行代理店などで現金での返金 - クレジットカード払いの場合
銀行口座への振り込み
クレジットカードへ差額の返金
以上が基本的な流れになるかと思います。
もしも海外旅行のキャンセルが必要になった場合は、それぞれの状況に合わせて予約会社に聞いてみましょう。
海外旅行のキャンセルに備える対策方法
海外旅行のキャンセルは誰しもしたくないと思いますが、どうしてもキャンセルしなくてはならない場合もありますよね。
そういった万が一の事態に備えてできる対策があります。
以上の3点の対策をしっかりしておけば、やむを得ない事態になっても安心できますよ。
まずはキャンセルポリシーを確認
まず一番大切なことが、「予約時にキャンセルポリシーを確認しておくこと」です。
キャンセルポリシーを確認することで、
何日前にキャンセルすると、このくらいの金額がかかるんだな…
と言ったように事前にキャンセル料が把握できるので、最低限のリスクが確認できます。
また、「直前キャンセル無料」などの予約を優先的にとっていけば、キャンセル料を払うリスクを最小限にすることもできますよ。
海外旅行キャンセル保険に入る
海外旅行キャンセル保険に入ることで、キャンセル料への対策ができます。
キャンセル保険の加入の仕方は、
- 旅行代理店・ツアー会社で同時に申し込む
- 保険会社経由で申し込む
以上の2種類。
旅行代理店・ツアー会社で同時に申し込む
HISやJTBなどの旅行代理店・ツアー会社で同時に申し込むと同時に、キャンセル保険に加入することもできます。
旅行会社が保険代理店となっているため割高な場合が多いですが、ツアー申し込みと同時に保険に申し込めて手軽というメリットがあります。
実際キャンセル保険を申し込む場合には、情報入力や旅行証明の取得が必要ですが、旅行会社を通しているのでこれらが不要で更に手軽ですよ。
保険料は少し高いけど、申し込みが簡単なのがメリットだね。
保険会社経由で申し込む
保険会社経由でも、海外旅行キャンセル保険に加入することができます。
- 旅行キャンセル保険
- たびほ
有名所で言うと以上の通り。
これらの会社は保険を専門で取り扱っているので、旅行会社で同時に申し込むよりも価格が安いのが特徴です。
また、自由に補償内容を決めることができるので、「自分がどんな場合に、どこまで保障して欲しいか」を考えて申し込むことができます。
契約が個別なので申込みに手間がかかるのはデメリットですが、ネットで確認しながら契約ができるのでそこまで気にすることでも無いかと思います。
手間はかかるかも知れないけど、自分の欲しい保険を安い値段でかけれるのがメリットだね。
キャンセルプロテクション付きのクレジットカードを利用する
クレジットカードには、旅行のキャンセル保険が付いてくるものがありまして、これを「キャンセルプロテクション」と呼びます。
キャンセルプロテクションは、限られたクレジットカードのみにしかついておらず、年会費が高いのがデメリット。
ですが、海外旅行前にそのクレジットカードを作って持っておくだけで、キャンセル保険が自動的適応されるので、とても手軽ですよ。
それではキャンセプロテクションが付いているクレジットカードを紹介していきます。
JTB旅カードJCBゴールド
JTB旅カードJCBゴールドは、大手旅行会社のJTBが発行しているゴールドカードです。
年会費は15,000円と、通常のゴールドカードと同じくらいの値段設定。
キャンセルプロテクションが付いてくるクレジットカードとしては、最安値のカードとなっています。
更にこのカードはゴールドカードなので、
- 海外旅行傷害保険
- 国内飛行機欠航補償
などのサービスも自動についてきます。
その他にも旅行に嬉しい特典が付帯しているので、まさに旅行好きにはピッタリのカードですよ。
» JTB旅カードJCBゴールド公式
※入会特典最大10,000円プレゼントあり
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
誰もが知ってあるであろう「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」にも、キャンセプロテクションが付帯しています。
年会費は3万円超とかなり高額ですが、
- 海外旅行傷害保険自動付帯
- スーツケース往復無料配送
- ラウンジに入れるプライオリティパス付帯
など、その他海外旅行にお得な特典もついています。
キャンセルプロテクションのために発行するのはもったいないですが、その他特典も利用しながら総合的な使い方をする方には、おすすめできるカードです。
» アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード公式※最大30,000ポイントプレゼントありまとめ
というわけで本記事は、海外旅行のキャンセルについて解説してきました。
キャンセル料は、だいたい1ヶ月前からかかってくる場合がほとんど。
それ以降は、出発日が近づけば近づくほどキャンセル料が高くなるので、キャンセルが決まった時点できるだけ早くに連絡しましょう。
海外旅行のキャンセルはできれば避けたいですが、いざキャンセルするとなった場合にも困らないように、事前にキャンセル条件についてしっかり確認しておきましょう。
あなたの海外旅行がキャンセルにならないように祈ってます!