海外ホテルのチェックイン時に請求される「デポジット」はご存知でしょうか。
デポジットとは、チェックイン時に宿泊費とは別に請求される「保証金 / 預り金」のことで、海外ホテルでは当たり前の制度となっています。
日本人には馴染みがない制度なので、海外ホテル宿泊の前に仕組みをしっかりと確認し、チェックイン時に迷わないようにしておきましょう。
というわけで本記事は、「海外ホテルのデポジットはチェックイン時に必要?」について、支払い方法や注意点を交えて書いていきます。
海外ホテルに必要な「デポジット」とは
デポジットとは、海外ホテルのチェックイン時に預ける「保証金 / 預り金」です。
海外ホテルでは宿泊費とは別に、デポジットの金額分も余分に取られるの?
と思われる方もいるかも知れませんが、安心してください。
宿泊した部屋に異常がなければ、預けたデポジットはチェックアウト後に返金されます。
日本のホテルではあまり馴染みのない制度ですが、海外ホテルではごく一般的な制度で、数多くのホテルがこの制度を取り入れています。
海外ホテルでデポジットが必要な理由
海外ホテルでデポジットが必要な理由は、
- ホテルを汚したり、備品などの一部を壊された時の保証金
- 持ち帰ってはいけないものを持ち出した時の保証金
- ミニバーなど部屋で利用する飲み物代の保証金
- クリーニングサービスを利用した時の保証金
- そのたホテル側が損害を被った時の保証金
上記のような場合に費用を充填するためです。
海外ホテルは日本のホテルと比べて治安が悪く、部屋の一部が破損されていたり、持って返ってはいけない備品が持ち帰られていたりします。
そんな時、ホテル側はデポジットがあれば、預かったデポジットを返金せずに、破損や盗難の損害額を補填できるという訳です。
また、ホテルに付いている有料ドリンクやスナックを食べて、チェックアウト時に申告しなかった場合の請求にも使用されたりします。
デポジットを事前に請求することで、ホテルでの犯罪防止にも繋がりますね。
トラブルを未然に防ぐために、ホテル側が一時的に預かるということだね。
海外ホテルのデポジットの支払い方法
海外ホテルのデポジットの支払い方法は、
- クレジットカード
- 現金
- デビットカード
以上の3つが一般的です。
クレジットカードでチェックイン時の支払いが一般的
一般的なデポジットの支払い方法は、「クレジットカード」を使用した支払い方です。
チェックイン時にデポジットの説明があり、クレジットカードの提示を求められるので、利用するクレジットカードを提示するだけでOK。
返金方法も、請求されたデポジットがキャンセルされるだけなので、一番楽でメジャーな支払い方法です。
現金での支払もできるが高額の可能性あり
デポジットを現金で支払うこともできますが、高額になる可能性があります。
高額になる主な理由は、予約者の信用の問題である場合が多いです。
海外では「クレジットカードでデポジットをしない=信用がない」とみなされてしまうので、ホテル側が多めに現金を請求するという訳です。
もちろん現金でデポジットを払うことで、チェックアウト時に即返金されるというメリットがあります。
しかし、チェックアウト日=帰国日である場合が多く、たくさんの現地のお金を持って帰国しないといけなくなるというデメリットがあるので、あまりおすすめはできません。
デビットカードでも支払い可能だが返金がかなり遅くなる
デビットカードは決済すると、紐付けられた銀行口座から即時にお金が引き落とされる仕組み。
口座残高以上のお金を使うことができず安心ですが、デビットカードの返金は1週間程度かかり、返金がかなり遅くなります。
デポジットの返金をすぐに確認できないのは少し不安、海外ホテルであればなおさらですよね。
また、ホテルによってはデビットカード自体を受け付けてないこともあるので、注意してください。
海外ホテルでデポジットを支払う際の注意点
海外ホテルでデポジットを支払う際の注意点をまとめたので、海外ホテルへチェックインする前に確認しておきましょう。
クレジットカードの対応ブランド
クレジットカードを持っていても、ホテル側が対応していないクレジットカードのブランドあります。
国際ブランドとしては、
- VISA
- Master Card
- JCB
- American Express
- Diners Club
以上が代表的ですが、クレジットカード払いに対応しているからといって、すべてのブラントに対応しているわけではありません。
念の為、国際ブランドが異なるカードを複数枚持っていくことをおすすめします。
VISAとMaster Cardを持っていれば、ほとんどの海外ホテルで利用できますよ。
帰国後に返金されているか確認する
ここが一番大切です。
チェックアウト時にホテルがデポジット支払いをキャンセル処理しなかった場合、通常通りお金が請求されてしまいます。
ですので、帰国後にクレジット明細を確認し、デポジットがキャンセル処理されているかしっかりと確認しましょう。
ほとんど無いことですが、デポジットが返金されない事例もあるので確認するのがベストですよ。
クレジットカードの限度額には余裕を持つ
クレジットカードの利用可能枠の空きがないと、デポジットを支払うことができず、ホテルに宿泊することができなくなる場合もあります。
航空券の予約、ホテルの予約、現地ツアーの予約などを1つのクレジットカードで利用していると、利用可能枠が少なくなっているかもしれません。
チェックイン前に、クレジットカードの利用枠がどれくらい残っているかを、しっかりチェックしておきましょう。
利用限度額を多くしておくか、複数枚クレジットカードを持っておくと安心ですよ。
まとめ:海外ホテルのデポジットはチェックイン時に必要
というわけで本記事は、「海外ホテルのデポジットはチェックイン時に必要?」について、支払い方法や注意点を交えて書いてきました。
デポジットは、日本のホテルではあまり馴染みのない制度ですが、海外ホテルではごく一般的な制度。
ほとんどの海外ホテルが採用しており、日本でも外国人観光客が増えた背景から取り入れ始められています。
デポジットを支払う場合は、クレジットカードが手軽なのでおすすめなので、複数枚持っておきましょう。
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