中国上海市は7月1日、市民にごみの分別の徹底を求める「上海市生活ゴミ管理条例」を施行しました。
この条例は「史上最も厳しいごみ分別措置」と言われていて、分別しない場合は厳しく監督・処罰されます。
市民だけでなく観光客にも適用されるので、日本人観光客として、上海に行く前に頭に入れておきましょう。
というわけで本記事は、「上海「ゴミ分別条例」で日本人観光客への影響【ホテルアメニティ廃止?】」について書いていきます。
上海市生活ゴミ管理条例はどこがどう変わる?
上海市生活ゴミ管理条例は、2019年7月1日から施行されており、条例によってどこがどう変わる気になりますよね。
今までほとんど分別せずに捨てていた上海のゴミを、以下の4種類に分けて分別して捨てなくてはならなくなりました。
- 有害ゴミ:乾電池、点灯管、薬品、ペンキとその容器など
- 生ゴミ:食材、おかず、ご飯、果物の皮、漢方薬を煎じた後のかすなど
- 資源ゴミ:紙、プラスチック類、ガラス製品、金属製品など
- 燃えるゴミ:上記以外のゴミすべて
上海にいるすべての人にこの条例が適用されるので、日本人観光客などの外国人も適応となります。
個人が間違ってゴミを捨てた場合でも、有無を言わさず最高で200元(約3,200円)の罰金が課されます。
中国上海が本気を出した条例なので、絶対に守りましょう。
上海に行く日本人観光客が注意するところ
上海に行く日本人観光客が注意するところをまとめました。
ホテルアメニティが一部廃止される
ホテルで提供されている使い捨ての歯磨き粉や歯ブラシ、櫛、シャンプー、ボディーソープ、ひげそりなどのアメニティグッズが廃止されます。
必要なものは持参するか、ホテルのフロントに申し出てもらう仕組みになります。
いままでアメニティの値段は宿泊費の中に含まれていましたが、これからは事前用意か現地でお金を出して買うことになりそうですね。
荷物が増えて不便ですし、ホテルのサービスの質低下にもなりかねないので少し不安感は残りますね。
道のゴミ箱も分別してゴミを捨てなければならない
正直今まで、上海の道にあるゴミ箱は分別せず何を捨ててもOKでした。
屋台で買って食べきれなかった食べ残し、ペットボトルのごみ、燃えないごみ、全部分別せずに燃えるゴミとして処理していました。
これからは、しっかりと分別をしてゴミを捨てる必要があります。
とはいえ日本人は分別に慣れているので大丈夫だと思いますが、なにげ厳しい条例なので、注意してごみを捨てるようにしましょう。
屋台や飲食店を利用するとき
上海に行くともちろん屋台や飲食店を利用するとおもいますが、使い捨ての箸やスプーン、コップなどがお店側が自ら進んで提供できなくなりました。
洗えるものになるのか有料になるのかわかりませんが、少し不便になりそうです。
個人的に上海のゴミ分別条例に賛成です
中国の大都市、上海のゴミ分別が徹底されれば中国の環境美化につながります。
観光客にとっても過ごしやすい環境になり、さらにエコで地球環境に優しいので、個人的に上海のゴミ分別条例に賛成です。
上海観光に訪れた際は、積極的にゴミ削減・分別に協力したいと思います。
上海「ゴミ分別条例」で日本人観光客への影響まとめ
というわけで本記事は、「上海「ゴミ分別条例」で日本人観光客への影響【ホテルアメニティ廃止?】」について書いてきました。
上海を旅行の際は、ゴミの分別からホテル、飲食店のサービスの変化に気をつけながら、観光を満喫しましょう。