中国の象徴として最も有名な観光地である「天安門広場」と、天安門を通り抜けて行ける中国の世界遺産「紫禁城(故宮博物院)」をセットで観光してきました。
中国4,000年の歴史の深さと、その凄まじいスケールに驚くこと間違いなしです。
どちらも北京で訪れるべき観光スポットなので、北京に足を運んだ際は絶対に行っておきましょう。
というわけで本記事は、天安門広場と紫禁城(故宮博物院)を実際に観光してきた体験をもとに、見どころや行き方、注意点などを解説していきます。
世界一の広場「天安門広場」は中国の象徴
天安門広場は、世界最大の広さを誇る中国北京の代表的な存在。
面積は南北880m・東西500mにもわたる超巨大な観光スポットで、天安門広場の北にある「天安門」が見どころとなっています。
天安門は、1989年に起こった「天安門事件」でとても有名になりました。
天安門事件は、民主主義と自由を求めた学生の抗議活動を、中国政府が戦車と兵士を送り込んで鎮圧するという悲劇の結末。
天安門はそんな歴史のある場所。
天安門には、初代国家主席・毛沢東(もうたくとう)の肖像画が大きく掲げられています。
ちなみに天安門の真ん中の入り口は、中国の限られたごく僅かな人でなければくぐることができないらしい。
壁には簡体字で「中華人民共和国万歳」「世界人民大団結万歳」のスローガンも。
建物が超巨大で、中国の大国さと歴史を感じることができます。
天安門はこれと言ってすることはなく、見て写真を取れれば観光はOK。
天安門をくぐると、中国の世界遺産である「紫禁城(故宮博物院)」につながっています。
世界最大の宮殿「紫禁城(故宮博物院)」は北京歴史スポット|世界遺産
中国北京の世界遺産である「故宮博物院」は、かつて「紫禁城(しんきじょう)」と呼ばれた世界最大の宮殿です。
民衆が入ることを禁じられた宮殿「紫禁城(故宮)」から、民衆に公開されることを目的として「故宮博物院」と名前を変えてきました。
清朝最後の皇帝を描いた映画『ラストエンペラー』のロケ地ということもあり、かなり知名度の高い観光スポットです。
入場チケットを購入|大人60元
天安門をくぐって少し歩くと、入場チケット売り場が右手にあるので、大人60元でチケットを購入しましょう。
正確に言うとチケットはもらえず、入り口でパスポートを見せれば入場が可能なシステムになっています。
パスポート番号で支払い済み者か判別しているみたいですね。
中国人の方も人民カードを出してチケットを買っていたので、故宮博物院に入場した人の記録をしているのでしょう。
午門(ごもん)を通って中へ入場
紫禁城の南門である「午門(ごもん)」から入場します。
先程申し上げたとおり、入場ゲートでパスポートを見せれば入場できますよ。
紫禁城は、南から入って北へ出る一方通行となっています。
大きな午門(ごもん)をくぐっていきます。
太和門(たいわもん)|皇帝に通じる第一の門
まず最初に見えてくるのが、太和門(たいわもん)。
太和門(たいわもん)は、皇帝に通じる第一の門でしかないという、なんとも莫大なスケール。
圧巻のデカさに、世界最大の宮殿の実力を見せられました。
太和門の前では、獅子が子供を踏みつけていました。
強くなるための教育だとか。
太和殿と太和殿前の広場
太和門を抜けると奥には太和殿が見え、その前には大きな広場があります。
この広場は映画『ラスト・エンペラー』で、溥儀(ふぎ)が宣統帝に即位する儀式のシーンで使われています。
ここに、無数の官吏がずらりと並んでいたわけですね。
太和殿です。
どこに行ってもそのスケールの大きさに、度肝を抜かれるばかり。
さらに奥に進み、紫禁城の中でメインである、皇帝の鎮座していた「乾清宮(玉座の間)」に到着しました。
乾清宮(玉座の間)は歴代皇帝が座った玉座がある最大の見どころ
乾清宮(玉座の間)の前には、強そうな獅子が守っています。
乾清宮(玉座の間)には、歴代皇帝が座った玉座があり、みんな手を伸ばして写真を撮っていました。
紫禁城の中でも最大の見どころです。
最後は、紫禁城の北門である「神武門」をくぐって故宮博物院を後にします。
神武門をくぐって振り返ると、故宮博物院の文字が。
東京ドーム15個分の広さということもあって、かなり歩きました。
天安門広場や紫禁城に訪れるときの注意点
天安門広場や紫禁城に訪れる前に知っておきたい、注意点をまとめました。
パスポートは入場に必須
パスポートは安全のため、ホテルの金庫に預ける人が多いと思います。
もちろんそれでOKですが、紫禁城に入場するためにはパスポートの原本が必要となるため、絶対に持っていきましょう。
北京の観光スポットの入場時は、ほとんどがパスポートの保持を必須としています。
セキュリティチェックが厳しいので不要なものは持っていかない
北京の観光スポットに入る時は、空港でするようなセキュリティチェックを通過する必要があります。
空港のセキュリティよりは厳しくありませんが、荷物が多いと何かとややこしくなるので、原則不要なものは持っていかないようにしましょう。
展示品がある珍宝館や時計館は見ても見なくてもOK
紫禁城には、中国の歴史的な展示品を見ることができる「珍宝館」や「時計館」に、別料金で入場できます。
もちろん素敵な展示品の数々が並んでいますが、紫禁城の入り口から出口まではかなりの距離がありますし、体力的に疲れるので見ても見なくてもOKだと思います。
珍宝館や時計館にも入って展示品を見たい方は、時間に余裕を持って紫禁城に行くことをおすすめします。
紫禁城の入場チケットは事前にネットで買っておくべき
紫禁城の入場チケットは、15:40付近になるとチケットの販売が終了します。
しかも1日の入場者は限定8万人と、定員分しか販売されないので、できる限り入場チケットは事前にネットで購入していくのがオススメ。
チケット販売サイトのklookを利用すれば、日本語で簡単に入場チケットが予約できますよ。
予約時にパスポート番号を入力するので、当日は直接入場ゲートに行き、パスポートを提示するだけですぐに入場できます。
現地で長い列に並ぶ必要もありませんし、定員数や終了時間を気にする必要がなくなるのでかなり快適。
現地で買うよりもちょっとお得になるので、紫禁城へ行く人はklookを利用して事前予約していきましょう。
天安門広場と紫禁城の場所・地図
天安門広場と紫禁城の場所は、北京のど真ん中に位置しています。
位置関係を地図の色で分けてみました。
- 赤色:天安門広場
- オレンジ色:天安門
- 青色:紫禁城(故宮博物院)
天安門広場と紫禁城の行き方・アクセス方法
天安門広場や紫禁城へは、北京市内を走る地下鉄で簡単に行くことができます。
最寄り駅は、地下鉄1号線(赤色線)の「天安門東駅」もしくは「天安門西駅」で、現在地から近い方の駅で降りればOK。
どちらの駅からも5分程度歩けばアクセスできますよ。
タクシーで行く場合でも行き方は簡単で、運転手さんに天安門の写真を見せるだけでOK。
ちなみに北京空港から天安門までタクシーで行く場合は、30分〜1時間で到着し、料金は100元〜150元(1,550円〜2,325円)が目安です。
まとめ
というわけで本記事は、天安門広場と紫禁城(故宮博物院)を実際に観光してきた体験をもとに、見どころや行き方、注意点などを解説してきました。
どちらも凄まじい広さで、中国の歴史の深さと大国さを思い知らされる観光となりました。
超有名な天安門を通り抜け、広い宮殿内をただただ歩くだけとなりますが、1度は絶対に見ておきたい観光スポット。
かなりの距離を歩くので、履きなれたスニーカーで行くことをおすすめします。
中国北京に訪れた際は、天安門広場と紫禁城(故宮博物院)に足を運び、そのスケールのデカさを体感してきましょう。
» 紫禁城(故宮博物院)の入場チケット|klook
※入場規制があるので事前予約必須です。