海外旅行をするために絶対必要なものはパスポートですよね。
そのパスポートですが、外務省の調査によると日本人の約24%(4人に1人)しかパスポートを持っていないらしい。
海外旅行が大好きな私はこの結果を聞いて、「もっと多くの人に海外旅行を経験して欲しいな」と思いました。
なので今回は、パスポートを取るのが初めての方のために、必要書類や取り方の流れ・料金を詳しく解説していきます。
パスポートの種類を決めましょう
パスポートは、5年用(紺色)と10年用(朱色)の2種類。
20歳未満の方は有効期限が5年のみ、20歳以上の方は5年か10年かで有効期限を選ぶことができます。
5年間有効 | 10年間有効 | |
---|---|---|
パスポートの色 | 紺色 | 朱色 |
手数料 | 11,000円(12歳以上) 6,000円(12歳未満) |
16,000円 |
ページ数 | 28ページ | 44ページ |
5年と10年ではあまり料金が変わらないので、個人的に20歳以上は10年の有効期限を選択するのがおすすめです。
と言っても青いパスポートが欲しい方や、5年ごとに顔写真を変えたい方もいると思うので、好きな方を選べばOKです。
パスポート申請に必要な書類を用意する
- 戸籍謄本(または戸籍抄本)1通
- 本人確認書類1通(または2通)
パスポート申請に必要な書類は以上の通り。
戸籍謄本(または戸籍抄本)1通
まず必要なのが、戸籍謄本(または戸籍抄本)どちらか1通です。
これは本籍地のある市区町村の窓口で取得ができます。
現住所の窓口に行っても本籍地が違うともらうことができないので、本籍地を確認してから取得に向かうようにしてください。
本人確認書類1通(または2通)
また、戸籍と同様に必要なのが本人確認書類です。
本人確認書類は1点で申請できるものと、2点の組み合わせで申請できるものの2種類あります。
1点で良い書類
- マイナンバーカード(通知カードは不可)
- 運転免許証
- 船員手帳など
おそらくこの中だと、運転免許書を使う人がほとんどかと思います。
マイナンバーカードに関しては、通知カードではなく顔写真入りのカードとなりますので、申請の際は注意しましょう。
2点必要な書類
以下のA書類とB書類の各1点、又はA書類から2点を提示します。
健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(この場合は登録した印鑑も必要です)等
学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書等(写真が貼ってあるもののみ)
学生さんが申請する場合は、保険証と学生証の2点があれば申請できますよ。
その他の組み合わせはなかなか難しいので、免許書での申請もしくは、マイナンバーカードを発行してからの申請がおすすめです。
パスポート申請用の顔写真を撮る
パスポート申請には、パスポートサイズの証明写真が必要となります。
パスポート申請に使える写真の大きさは決まっているので、そのサイズに合わせて写真を撮って持っていく必要があります。
街でよく見かける証明写真機でも撮影ができますし、パスポート申請窓口の隣でも写真撮影をしていることが多いです。
パスポートは申請すると最低5年、最長10年の期間利用することになるので、自分のお気に入りの顔写真を使うようにしましょうね。
近くのパスポート申請場所に行く
パスポート申請の必要書類をすべて用意したら、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口まで、申請手続きをしに行きます。
パスポートを申請できる場所は各都道府県に設置された「パスポートセンター」。
これは地域によって異なりますので、「都道府県名+パスポートセンター」などで検索してみて下さい。
- 戸籍謄本(または戸籍抄本)1通
- 本人確認書類1通(または2通)
- 証明写真1葉
パスポートの申請・取り方の流れ
実際にパスポートセンターに到着してから、申請するまでの流れは以下の通り。
- パスポート申請書を書く(写真を貼る)
- 窓口に提出して引換証をもらう
パスポート申請書を書く
ま希望する年数のパスポート申請書を探し、それに記入していきます。(正式名称「一般旅券発給申請書」)
下のような紙がパスポートセンターにいけば置いてあるので、その場で記入します。
兵庫県の5年間のパスポート申請書の見本ですが、どこの場所でも同じような申請書となります。
記入に関してわからない箇所があれば、窓口の役員さんに聞けば丁寧に教えてくれるので安心ですよ。
写真が貼るところやアンケートもありますので、こちらも漏れなく記入します。
窓口に提出して引換証をもらう
申請書が出来上がったら、窓口へ持っていきます。
窓口に申請書を提出すると番号札がもらえるので、申請が完了するまでしばらく待ちましょう。
しばらくすると番号で呼ばれ、「旅券引換証」というA4サイズの紙がもらえます。
引換証には「収入印紙貼り付け欄」があるので、後日パスポートを受け取る時に収入印紙を貼って持っていきます。
収入印紙はパスポートを受け取る日に買えばいいので、申請当日はお金を持っていく必要がありません。
ここまでがパスポート申請当日の流れです。
申込書類の記入にかける時間以外の申請時間は10分もかからず、意外とあっさり申請が完了しましたよ。
パスポートの受け取り方
パスポートの受け取り方について解説していきます。
旅券引換証に書かれた受け渡し可能日以降の日に、申請したところと同じパスポートセンターに行ってパスポートを受け取ります。
- 申請の時に渡された引換証
- 手数料(収入印紙を受領証に貼付)
収入印紙を購入する
まずパスポートを受け取りに来たら、窓口に行く前にパスポート申請料である「収入印紙」を購入しましょう。
場所はパスポート申請窓口のすぐ近くあるので、行ったら簡単に分かりますよ。
料金は申請した有効年数によって違ってきますので、しっかり確認が必要です。
- 10年有効パスポート→16,000円
- 5年有効パスポート→11,000円(12歳未満は6,000円)
収入印紙を受け取ったら、それを申請時に受け取った「旅券引換証」に貼り付けます。
切手のように裏にのりが付いているので、水につけると簡単に貼ることができます。
旅券引換証を提出してパスポートを受け取る
収入印紙を貼り付けたら、旅券引換証を窓口に提出して確認してもらい、不備がなければパスポートを受け取ることができます。
できれば「たびレジ」に登録しておこう
「たびレジ」は、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などが受け取れるシステムです。
海外旅行や海外出張される方は、旅行日程・滞在先・連絡先などを登録しておきましょう。
メールの宛先として、ご自身のアドレス以外にご家族や職場のアドレスも登録できるので、安全確認としても便利ですよ。
まとめ
というわけで本記事は、「初めてのパスポート申請!必要書類や取り方の流れ・料金を詳しく解説」について書いてきました。
必要書類を持って交付場所でいろいろ質問すれば丁寧に答えてくれるので、初めてのパスポート取得でも安心ですよ。
- 戸籍謄本(または戸籍抄本)1通
- 本人確認書類1通(または2通)
- 証明写真1葉
以上の書類を持っていけば申請ができるので、忘れずに準備して行きましょう。
パスポートをゲットできたら、楽しい海外旅行のスタートです!
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