海外旅行では、スリ対策が必須です。
海外旅行中のスリや置き引きが心配だな。貴重品を守るためのスリ対策やおすすめグッズを教えて下さい。もしスリ被害にあってしまった時の対処法も知っておきたい。
海外旅行前にこんな不安を抱えている方も多いのでは。
せっかくの海外旅行も、スリに遭ってしまったら悲しい思い出になってしまうので、スリ対策は絶対にしておきたい。
そこで今回は、海外旅行中に貴重品を守るスリ対策やおすすめグッズを紹介していきます。
海外旅行で貴重品を守るスリ対策
海外旅行中に貴重品を守るためには、以下のスリ対策を知っておきましょう。
ここで紹介することを実践するだけで、スリ被害にあう確率を劇的に下げることができます。
- カバンは体の前で持つ
- ポケットに物を入れない
- 飲食店で貴重品をテーブルに置かない
- 歩きスマホをできるだけしない
- 両替やATMキャッシング後には要注意
- 第三者からの声かけには気をつける
それぞれ解説していきます。
カバンは体の前で持つ
ショルダーバッグだろうとリュックだろうと、常にカバンが体の前に来るように持ちましょう。
バッグが体の後ろにあったり、バックパックを背負っていると、気づかないうちにファスナーが開けられてものが盗られてしまいます。
ファスナーをしっかり閉めて鍵を付けていたとしても、生地をカッターで切られて貴重品が盗まれるということも。
カバンが前にあるだけでその様な被害を減らすことができるので、海外旅行中はできるだけカバンを体の前に来るように持ちましょう。
人混みや電車の中ではスリの可能性も上がるので、特に注意してください。
ポケットに物を入れない
貴重品をズボンや上着の外のポケットに入れないようにしましょう。
特にお尻のポケットに財布を入れるなんてことは絶対にしないように。
ポケットに物が入っていると、「ここに貴重品があります。どうぞ盗んでください」と言っているようなもの。
スリの標的にもなりやすく、油断した瞬間に抜き盗られてしまいます。
セキュリティポーチやウェストポーチ、ジャケットの内ポケットなど、貴重品はできるだけ安全な場所にしまいましょう。
飲食店で貴重品をテーブルに置かない
飲食店だからといって安心せず、貴重品をテーブルに置かないようにしましょう。
スマホや財布などの貴重品をテーブルにおいただけなのに、一瞬でスッと盗られてしまうことがよくあります。
などなど、平然を装って華麗にスリを仕掛けてきます。
荷物を座席においたままトイレに行くといったことを日本ではよくしますが、海外ではほぼ100%ものが盗られるので要注意。
必要な物以外はすべてバッグなどにしまい、そのバッグは肌から離れないよう、膝の上に置くなどの対策をしておきましょう。
歩きスマホをできるだけしない
歩きスマホに集中していると、スリから見ると隙だらけで、下手をするとそのスマホごとひったくられるということも。
最近はスクーターに乗ったひったくり被害が非常に多く、盗られてしまったらもうお手上げです。
海外旅行中にスマホで調べ物をしたい場合は、できるだけ建物内で済ませるようにしましょう。
両替やATMキャッシング後には要注意
街中でお金を両替したり、ATMでキャッシングをした後、お金をしまう前に一瞬でスリにい合う場合も。
次に両替所やATMを利用したいフリをして後ろに並び、そっと後ろから近づき現金を盗られてしまいます。
現金を取り扱う時は、すぐにセキュリティポーチにしまうなど、徹底的な現金管理を心がけましょう。
第三者からの声かけには気をつける
海外旅行中に第三者から声をかけられ、話しているうちにスリにあうという事がよくあります。
例としては、
- ケチャップをかけられ、バッグを下においた瞬間、別の人にひったくられた
- 道を聞くふりをして、広げた地図の下からバッグに手を伸ばす
- 写真を撮ってくれるフリをして近づき、スマホを渡すとそのまま逃げられる
などなど、様々なテクニックを使って荷物を盗んできます。
ターゲットに向かってアクションを起こす役と、ターゲットからスリをする役に分かれて、巧みにスリをしてきます。
ときには子供を使ってスリをしてくる場合もあるので、誰であっても第三者からの声かけには気をつけましょう。
もちろんみんなが悪い人ではないですが、あちらから近づいてくる人に関しては、とにかく注意が必要です。
海外旅行で用意しておきたい最低限のスリ対策
ここからは、海外旅行で用意しておきたい最低限のスリ対策を解説していきます。
海外旅行前に準備しておいたら良いことや、知っておくべきことをまとめました。
お金を分けて持っておく・一か所にまとめない
もしもスリにあった時の被害を最小限に収めるために、お金や分けて持ち歩くようにしましょう。
現金はクレジットカードとは違い、盗まれても保険が適用されず、盗まれたら終わりになってしまいます。
そのため、お金を1つの財布にまとめておくのではなく、複数の財布や場所に分けて管理するようにしましょう。
海外旅行保険に加入する
海外旅行中にスマホなどの携行品がスリに遭った場合、携行品損害補償が付いた海外旅行保険に加入していれば、補償を適用することができます。
最近は、年会費無料のクレジットカードの海外旅行保険にも携行品損害補償が付いているので、こちらを利用するのがコスパ良し。
海外旅行保険を適用させるには、クレジットカードを持っているだけで保険に入ることができ、年会費永年無料で持てる「エポスカード
まだ持っていない人は、お金も一切かからないので、この機会にぜひ発行しておきましょう。
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※年会費無料です。
写真のバックアップをしておく
スリ対策に直結はしませんが、写真のバックアップを取っておくのも大切です。
旅行中に撮った写真が入ったスマホやデジカメが盗られてしまった場合、海外旅行保険で新しいものが買えても、写真は返ってきません。
海外旅行の写真はかなり大切なものだと思うので、ホテルに戻ったらその日の写真をバックアップするようにしておきましょう。
思い出は、お金に変えることができない価値のあるものです。
海外旅行におすすめのスリ対策グッズ
スリ対策のグッズを使用すると、より安心して海外旅行を過ごすことができます。
ここでは、海外旅行中のスリ防止や、置き引き防止に役立つオススメのスリ対策グッズを紹介していきます。
セキュリティポーチ(ボディバッグ)
現金やクレジットカード、パスポートを薄型のセキュリティポーチに入れて服の下に隠せば、海外旅行のスリ対策が万全にできます。
セキュリティポーチにものを入れておけば、服をめくらないと盗むことができないので、かなり安全に貴重品を管理できます。
セキュリティが高い分取り出しにくい事もありますが、かなり安全に貴重品が管理できるのでおすすめです。
ワイヤーロック
ワイヤーロックは、海外旅行のスリ対策アイテムの王様と言っていいほど、かなり役立つスリ防止グッズ。
ワイヤーロックを使って、バックパックをベンチなどの動きにくいものに固定しておけば、ひったくられることがなくなります。
使わない時はコンパクトになり、バッグにぶら下げておける「巻取り式のワイヤーロック」がオススメです。
TSAロックの南京錠
南京錠は、バックパックのファスナーに鍵をつける時に無くてはならないアイテム。
ファスナー部分に鍵をつけることによって、スリの確率が劇的に減りますよ。
鍵を紛失する心配がなく、飛行機に乗るときの預け入れにも便利な「TSAロック南京錠」がおすすめです。
スマホのストラップ
スマホはその高価さ故に、スリの対象になりやすいアイテムの一つなので、盗難防止対策は必須。
海外旅行中は、スマホのストラップを利用してスマホを首から下げておくようにしましょう。
スマホを首から下げておくことで盗難防止に役立ちますし、置き忘れ防止にもなるのでおすすめです。
海外旅行先でスリ被害にあった時の対処法
どんなに気をつけていても、海外旅行中のスリ被害を完璧に防ぐことはできません。
万が一、海外でスリに遭ってしまった時、慌てないためにも対処法を解説していきます。
犯人から直接ものを取り返そうとしない
たとえ盗まれたことにすぐ気がついても、犯人を追いかけて直接ものを取り返そうとしてはいけません。
犯人の中には、ナイフや拳銃を携帯している場合があるので、最悪命を奪われる結果になることも。
物は買うことができますが、命は売ってはいないので、犯人に抵抗することは絶対にやめましょう。
お金・クレジットカードが盗まれた場合
お金はどうにもできませんが、クレジットカードは不正利用される前に、カードの利用停止ができます。
利用停止手続きは、カード会社に電話をすることがで簡単に行うことが可能。
万が一に備えて、クレジットカード会社の電話番号をメモしておくとスムーズに手続きができますよ。
日本に帰ってから無料で新規カードを再発行できます。
お金が盗まれてしまった場合はどうにもならないので、持ち歩く現金はできるだけ少額にしておきましょう。
スマホが盗まれた場合
海外旅行中にスマホが盗まれた場合は、まず携帯会社に連絡して、回線機能の利用適して続きをしましょう。
これをしておかないと、犯人が利用した通信費も契約者が払わないといけないことになり、二重で悲しい思いをしなければなりません。
その後は、警察に盗難被害届を出し、保険会社へ連絡という流れになります。
保険会社への連絡は帰国後でもOKですが、保険適用に必要な証明書(ポリスレポート)の取得は、現地でしかできません。
帰国してからでは入手が厳しいので、現地で手続きをしておきましょう。
ポリスレポートを取得できたらあとは保険会社に連絡すれば、担当の方が親身に保険新鮮方法を教えてくれます。
パスポートが盗まれた場合
パスポートが盗まれてしまった場合は、まずは警察に届けましょう。
警察でもらったポリスレボートを持って大使館に向かいます。
その後は大使館の指示にしたがい、紛失一般旅券等届出書を提出し、渡航書を申請すれば帰国することができます。
海外旅行前に、渡航国の大使館の電話番号を控えておくと、スムーズに申請が可能ですよ。
まとめ:海外旅行のスリ対策
というわけで本記事は、「海外旅行のスリ対策」について書いてきました。
海外旅行中の貴重品を守る効果的なスリ対策は、
- カバンは体の前で持つ
- ポケットに物を入れない
- 飲食店で貴重品をテーブルに置かない
- 歩きスマホをできるだけしない
- 両替やATMキャッシング後には要注意
- 第三者からの声かけには気をつける
以上の通り。
スリやひったくりは年々増加傾向にあり、その手口も巧みになってきています。
被害にあってしまうと、大切なものがなくなる悲しさはもちろん、ポリスレポートをもらいに警察に行くなどの処理も大変です。
トラブルで楽しいはずの海外旅行が中断されないよう、貴重品を守るためのスリ対策を徹底しておきましょう。